モルタル造形の標準的な施工プロセスの、おおよその流れをご紹介します。詳細はお問い合わせください。
- デザインの決定
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- モルタル造形
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- 下地作り・下地調整
ブロック、モルタル、RC、溶接鉄筋等でしっかりとした下地面を製作し、適切な下地処理を行う。
- ギルトセメント塗付(下塗り)
コテ圧を掛けてしごき塗りを行い、その後、15mm程度塗付ける。
- レイアウト
デザインを元に、千枚通しを利用して塗付け面に描いていく。
- ギルトセメント塗付(上塗り)及びカービング
デザインを元に、さらに塗付け・カービング(削り)を行う(オフセット)。
- モルタルカービング(モルタル造形)
各種カービングツール、ブラシ、刷毛を用いて、造形加工を行う。
- 養生
- 下地作り・下地調整
- エイジング塗装
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- 下地清掃・バリ取り
下地面をブラシ等で清掃し、脆弱部分を除去する。 - シーラー塗布
エイジング専用シーラーを下地全面に塗布する。塗布しにくい個所(凹の個所や深いクラック個所)も十分に塗布する。また逆にシーラーの液溜り個所はきれいなウエスなどで取り除く。 - ベース塗装
乾燥後、デザインのオリジナルなベース色を刷毛で塗布する。
- 陰影を作るウォッシュ&グレーズ
乾燥後、3倍程度に薄めた塗料を全体、または陰影の必要な個所にランダムに塗った後、噴霧器の水で流しながら陰影をつけ、乾かないうちにウエスや海綿で拭き取りながら全体の陰影を整えていく。
- シャドウ/ハイライト
乾燥後、全体の形や表面テクスチャーを強調するため、意図的に塗装で明暗をつける。
- ドライブラシ
乾燥後、乾いた刷毛に塗料をつけ、刷毛の腹で凸部を擦らせながら塗っていき、素材感を出す。
- 全体を構成するウォッシュ&グレーズ
乾燥後、全体を水で湿らせた後、5倍程度に薄めた塗料を塗り噴霧器の水で流す。乾かないうちにウエスなどで塗料を拭き取り全体の色調を整える。
- フィニッシュクリアー塗装
乾燥後、塗装面の表面保護としてクリアー塗装を行う。エイジング塗装は塗料濃度が薄くなる個所が多く、紫外線劣化による退色防止のために行う。
- 下地清掃・バリ取り